DEEP PEOPLE 「女性の美しさを撮る写真家」


NHK で放送されていた DEEP PEOPLE という番組で、篠山紀信ホンマタカシ梅佳代の鼎談中に出てきた篠山紀信の言葉がとても印象深かった。


カメラ目線についての話

若い男性向きの雑誌があって、色っぽい女の子のヌードがあって
それが撮っているカメラマンに対して、ポーズをしたり、
メッセージを送っているような写真は
見ているひとがいやがる。
お前はいらない。カメラマンはいらない。写真家いらない。
取っている人は消えて、その女の子のいいところだけを
こっちに渡してくれよと言う事があるから。
その時には、カメラ目線が来るときもあるけど、
とりあえず、僕はいなくなる。

そういう事は、男性誌の場合は特にそうだね。
えー。これ篠山〜とか言うので、じゃまになるわけ。

美しさとはなにかという話

僕はずっと、写真を撮ってきて、
時代が産んだ面白い人とか事とか物とかをずっと撮ってきた。
時代って言うのは不況だろうがなんだろうが新しい物を産むからね。
だから次に何を産んでくれるのかなっていうそう言う事だね。
その時に僕は一番いい場所で、一番いいタイミングで
写真撮れたらいいなと思うわけ。
やっぱりいまAKBを撮ってないとダメじゃないと言うか。