不信が不信を呼ぶ


ずっと探していた 「日本の「安心」はなぜ、消えたのか」 を会社の近所の本屋で見つける事が出来たので、時間が出来るたびに読み進めている。


同じ著者が書いている 「安心社会から信頼社会へ」 とだぶるところもあるけど、おさらいをしながら続きの話が読める感じでとても良い。


まだ途中だけど、メモ。不信が不信を呼ぶと言うところ。

    1. あるお金持ちのひと (Aさん) がいる
    2. Aさんにとっては 「周りのひとたちは下心があるひとたちばかりだ」 と考えて、周りの人に心を開こうとしない。
    3. Aさんが↑のような態度でいるので、誰も周りのひとは Aさんとつきあわなくなっていく
    4. それでもAさんと付き合いをやめない人は、Aさんと付き合うことでなにかトクをすることが出来るだろうと考える打算的な人たちで、親身になって付き合う人はごく少数になる。
    5. Aさんは↑の状況を自分が疑り深いからだと反省をする事は無く、Aさんの周りに打算的な人が多くなれば多くなるほど 「自分は間違ってなかった。他人を簡単に信用してはいけない」 と考える。


信頼社会では 「不信」 を出発点にしてはいけない。