IRS workshop memo (2008.04.22)

[2008-05-07] の日記からの続きで、ICMPv6 と uRPF の関係の話。



  • IPv6 なのか IPv4 なのかにかかわらずだけど、PMTUD に注意しましょうと言う事で、今回の発表は、今後問題となるのではないかと言う環境として、IPv6 のネットワークで uRPF check を実装しているルータがある場合を前提とした話
    • IPv6 は ICMPv6 (Type=2、Packet Too Big) が drop されると PMTUD が動かない。
  • 中間ノード (特に今回の話では、IX セグメントを例としてあげている) で、ICMP エラーメッセージを返す場合に、そのパケットの source アドレスがグローバルに経路広告されていないと uRPF check で fail となって drop されてしまう。
    • uRPF はルータの経路テーブルを見ているので。
  • いくつかの解決方法
    • IX セグメントの経路を広告する
      • IX セグメントは、パケットフィルタでセキュリティを担保する?
    • uRPF check を使用しない?
      • IPv4 ではみんな結構使っているよね?
    • uRPF check を使っているのであれば、ICMPv6 は必ず accept が出来るようにすると言う運用をする
      • この対応が一番良いのでは?
  • ICMPv6 を全て reject する事はいけないが、rate-limit は良いらしい?
  • IX セグメントの IPv6 アドレス
    • 経路を広告するかどうかは IX が選べるようになっている