生物と無生物のあいだ 〜 福岡 伸一


読み終わるまで時間がかかりすぎた。

    • 研究や実験に限らず、結果を追求するまでの気概。

経験を積めば積むほど仕事に長けてくる。何をどうすればうまくことが運ぶのかが分かるようになり、どこに力を入れればよいのか、どのように優先順位をつければよいのかが見えてくる。<略> そこまでは良いのだ。

    • 論文発表をする「ネイチャー」や「サイエンス」などの専門誌はピア・レビューと言う同業者に論文を審査させる方式を採用している。
    • ジグソーパズルの本質はピースの形状。ひとつのピースを囲んでいるまわりのピースが特定されれば、囲まれている部分も特定できる。ひとつのネットワークをかたち作る。
    • 部分的に欠損をしている中途半端なタンパク質は、他のタンパク質との連携ポイントになる事も出来ないし、バックアップを作動するSOSも発信をすることが出来ない。
      • 人間関係、人間の組織でも同じ事が考えられるかも。
    • 動的平衡は瞬間的に危ういバランスのように見えるが、時間軸に沿って常に動き続ける限り、どの瞬間も完成されているもの。
    • 科学者は自然の流れに跪く以外に、生命のありようを記述する以外になすすべは無い。