RFC 5963 - IPv6 Deployment in Internet Exchange Points


めずらしく IETF v6ops WG での IXP 関連ネタだったので、この RFC が draft だったころ、いくつかコメントをしていた。RFC の番号にごくろうさん (5963) を取った時には 「お!これがか?!」 って感じ。


すでに多くの IXP で運用されている項目が多いので、注目すべき項目はそれほど無いのだけど、 「4. Multicast IPv6」 の項目は、あらためて読んでおこうかと思うところ。


IPv6 の Multicast の扱いについては二つの項目に分けてあって、「IPv6 とは切っても切れない Neighbor Discovery」 と 「multicast のトラフィック交換」 について。


Neighbor Discovery については、IX だからと言っての特別な話ではなく、ICMPv6 で Neighbor Solicitation や Neighbor Advertisement をしていますよとか、IPv6 RA は、ブロックすべきとかの話。


Multicast トラフィック交換については、IPv6 だけの話ではないのだけど、IXP によって、サポートしているところもあるし、サポートしていないところもある。実装も、Unicast とは別の VLAN を作っている IXP と、Unicast と同じ VLAN でサービス実装している IXP がある。


AMS-IX、LINX、MSK-IX、LONAP などは、Unicast とは別の VLAN で Multicast トラフィック交換のサポートをしている。


LINX の member list では、どの顧客が multicast サービスを受けているのか分かるのだけど。これらの顧客はどのような利用なのだろう。実験的とか試験的な使い方だろうか。要望によっては検討したいです。