IPv4アドレスの共有方式を考える会 (2009.09.18)

午前中の部しか会場にいる事が出来なかったのだけど、この間参加をしてきた IPv4 アドレスの共有方式を考える会@ IIJ 会議室のメモ書きの一部。


AFTR って言葉を初めて聞いたけど、次から次に新しく言葉をつくるのはなぜなんだろう。NAT444 は address family は変えないから LSN か MUN のままで良いのだろうか。




1. AFTR : address family translation router (alain durand, comcast)

    • NAT444
    • NAT64
      • NAT64 AFTR
      • ISPIPv6 only ネットワークを構築する。
      • 顧客の宅内は IPv6-only サービスとなる。
      • IPv6 green field
    • A+P
      • A+P AFTR
      • native IPv6 + IPv4 port restricted routing (may combined w/ DS-Lite tunnel)


2. DS-Lite (alain durand, comcast)

    • DS-lite AFTR NAT bindings
      • エンドユーザ端末
      • HGW
        • 顧客宅内 LAN 側 = IPv4
        • WAN 側 = IPv6 (discovered with DHCPv6)
          • IPv6 src : HGW の IPv6 アドレス
          • IPv6 dst : tunnel concentrator の IPv6 アドレス
      • tunnel concentrator


3. NAT444 + v6 softwire (shin miyakawa, ntt.com)

    • NAT444
      • This is IDEAL solution, we know.
      • NAT 444 は高い
      • CPE router が upgrade 出来ない場合はこの手法しかない。
    • port restriction
      • google map が欠損する
      • この問題は A+P でも 6rd でも DS-Lite でも起こる
        • IPv4 アドレスを共有している限り起こりうる問題
    • examles of # of session
      • iTunes は 270 くらい
      • randy は 100-700 と言っていたが、1 end あたりの peak 値は 700 くらい
      • ユーザに対して、dynamic な assign を考えれば、ユーザ数の全体ではそれほどの数にはならないだろう
    • NAT-PT
      • IPv6 -> IPv4 に行くときは使える
      • google cache の url はどうするか (IPv4アドレスが生で書かれてある)
      • 技術としての translator は良いところがいっぱいある
    • softwire
      • IPIP か L2TP
      • IIJPPTP でやっている
      • IETF の context では L2TP になっている
    • Implementations
      • NAT444
        • 顧客が使っている PC を変更する必要は無い
      • Windows XP SP2 - NTT-C has developed the client
      • Windows Vista - compatible with v6 over L2TP over v4
    • L2TP offload
      • 以前、corega が出していた
      • linksys も出来るが、日本から撤退してしまった。
    • pure v6 world は 2020年 くらい?


4. AFTR (alain durand, comcast)

    • AFTR challenges (user identification impact)
      • ユーザ特定の為には、ポート番号の情報が必要
        • サーバは、ポート番号の logging が必要
        • AFTR は NAT bind のログが必要だが、そのログを記録するには、どれくらいのコストがかかるのか?
      • コミュニティは、顧客の特定に IPv4 アドレスでの uniqueness と言う概念を再考する必要がある
    • AFTR challenges (application impact)
      • One vs two levels of NAT
        • P2P, home servers remote access, remote diagnostic, UPnP.
        • NAT444 は 2段階 NAT をしているので、ユーザ管理が出来ない。アプリケーションは、incoming connectnion を受ける事はほぼ出来なくなるだろう。
      • IPアドレスの共用に関係なく、いくつかのものは破綻する。
        • well-known な inbound ポートが必要なアプリケーション
          • メイルサーバや変な実装をしている UPnP アプリケーション
        • IP アドレスによって、user の uniqueness を想定するアプリケーション
        • Geo-Location は ISP AFTR を終点としてしまい、NAT 顧客を終点とする事が出来ない
    • UPnP
      • NAT444 は UPnP は通す事が出来ない。
      • DS-Lite、A+P は1箇所しか NAT point がないので、UPnP を使う事が出来る
      • いまは、TURN、STUN が発達していて、UPnP が最初から disable になっている場合もある
      • UPnP が必要かどうかと言うと...かなりの顧客は UPnP が無くても生きていけるかも?


5. DS-Lite demo

    • Acme、A10、ISC (w/ A+P) の AFTR を使ったデモ
      • 私は A10 しか接続が出来なかった。
    • OCN IPv6 接続プログラム
      • windows vistaL2TP の設定をするのはすごく大変なので、L2TP helper program (OCN IPv6 接続プログラム) でパラメータを OS に落とすと言う動きをしている。


6. ISC AFTR open source project