NSR/ISSU


Juniper のフォーラムで NSR (non-stop routing)・ISSU (In Service System Upgrade) をメインにした HA の話を聞く。


NSR も ISSU も control plane の HA なのだけど、着実に実装の拡張 (NSR が使えるプロトコルの拡張とか) が進んでいるらしく、Juniper は、RE と Line Card を完全にシャーシ単位で分離する構成の JCS 1200 をリリースしていたりで、HA は会社的に力を入れている部分なんだなあと思いながら聞いた。新しいプロトコルの開発が落ち着いている時期 (IPv6 も MPLS も大きな課題はそれほどなくなった?) だからなのか、信頼性に力を入れる良い時期なのかもしれない。

    • forwarding Plane と control Plane を完全に分割する事で detection 機能の役目も分割されている。分割された detection 機能の間の連携が downtime の長さを左右していきそうだ。
    • NSR も ISSU もコアのノードじゃなくてエッジのノードでありがたがれる機能だけど、エッジにはなかなかお金をかけづらい気がする。
    • 「システムに誰が責任を持つのか?ユーザ(xSP)?メーカ?」
    • NSR/ISSU はオペレーションの環境を変えていく」と言う話はグローバルな環境から見て、トラフィックオフピークが無くなっていっている事を考えると確かにそうなのかもしれない。
    • インフラ提供側で設定をしている SLA の window を越えないでメンテナンスをすると言う課題は大事なのだけど、インフラサービスの SLA を果てしなく達成したとしても end to end で保障されないとあまり意味が無いと言うジレンマ。