APRICOT 2006 (Peering Track) その1

3/1 に参加をした Peering Track のメモです。

APRICOT 2006 の Web サイトに発表資料が無いのが悲しい。



Title : Peering from a Content Provider perspective
Speaker : Brokaw Price (Yahoo!) / Date : 2006/03/01
  • Yahoo! Challenges
    • 限られたトランジットでトラフィックを解決する
    • redundancy/failover
      • 1度の失敗までが限度
    • 内部アプリケーションのトラフィックを流すには、トランジットは適していない
    • 結果として、ピアリング計画の重要性が増してくる
  • Yahoo! Peering Policy
    • open
      • グローバルな方針にてこ入れをしていく
      • 長期的な目標は、質の高いピアに注力をしていく事
        • Tier 1s/Incumbents
        • Access Partners
          • AT&T, BellSouth, Verizon, BT, Rogers, etc..
          • Yahoo!7
    • Peering Committees を作った
      • "US 国内" と "インターナショナル"
      • "戦略の取り仕切り" と "ガイドラインの管理"
  • Yahoo! のネットワークトポロジー (概要)
    • データセンター
      • 電源とラックスペースをより安く
    • Exchange Point
      • コストの理由により、大規模サーバを展開するには不適当
    • Exchange Point の接続
      • US 国内では、複数の OC192 で接続
    • シングル AS
  • アジア戦略での重要なステップ
    • Exchange Point を構築する
      • Equinix
      • 現在、インドのピアリングはボンベイで行っている
      • 新しい Exchange Point である KINX、HKIX は成功をしている
      • JPIX
      • バックボーン構築
        • 現在のところは、MPLS で問題は無いが、長期的なソリューションとしては使えない
      • アジアの中はシングル AS で運用
        • AS10310 でまとめている
  • アジアに対する意見
    • 広く受け入れられる Exchange Poing になっていない
    • Carrier Density が乏しい
  • アジアでのピアリングに対する課題
    • データセンターと Exchange Point 間での地域内トラフィックコスト
    • 地域内での Yahoo! ネットワーク構築の難しさ
      • 地域のファシリティーは、固有の AS を持った孤島状態になってしまう
    • いくつかのピアリングポリシーを満たす事が出来ない
    • 保護主義
    • ピアと言う観点ではなく、潜在顧客と言う観点
  • アジアでの高いコストと限られたピアリングに対する対応
    • データセンターの移動
      • ピアリングをする為の地域データセンターを拡大
    • ブロードバンドアプリケーションの制限
  • 目標 : アジアでのピアリングを促進していく
    • Question : アジアでのピアリング環境を改善するには、なにをすれば良いのか?