2011年


今年は、すごく日記を書く回数が減ってしまったけど、しめくくりの意味を込めて、今年を自分なりにまとめてみた。


1. 東日本大震災

自分が東北で生活をしている訳でもなく、東北に親戚がいるわけでもないが、自分の生活の面でも仕事の面でも影響が大きい出来事だった。
地震が発生した当時は、ちょうど、オフィス(ビルの19F)にいて、ものすごく動揺しながらもヘルメットをかぶって、机の下に隠れた事を思い出す。その日の夜は地下鉄の運行が再開してから帰宅をしたのだが、東京のいろいろなインフラ、物流の脆弱さにあらためて気づかされた。
大震災自体に対して、自分自身は寄付しかしていないけど、周りのひとがいろいろと精力的に復興活動をしているのを見るとこういう国に生かされている事に勇気づけられる。


2.IETF 参加・発表

これまで、他人が書いた Internet-Draft に対してコメントをした事はあったのだが、今年、464XLAT を Internet-Draft としてまとめて、IETF 82 でプレゼンをした事は良い経験になった。
海外のエンジニアとのコミュニケーションという点で、いままでにないくらいすごく気を使っていると思う。誰かが苦労すると言っていた部分は、まさにこの部分を指しているのだと実感をしたことも含めて良い経験だ。
まだ、なにかを成し遂げた話ではなく、2012年も続く話で、まだまだこれから。


3.IPv4 アドレス枯渇

今年の2月に IANA、4月に APNIC での IPv4 アドレス在庫が枯渇した。
この出来事を持って、2011年の仕事が始まったと言って良いと思う。IPv6 接続サービスが本格的に始まった年でもあったが、自然に IPv6 が広く普及していったと言うような状況では全然ないわけで、2012年は、そこの部分を大きな課題として意識して仕事をしていくだろう。特に、中小規模の ISP から IPv4 アドレスの在庫枯渇の影響が出てくるので、その部分で IX としてなにが出来るのか、IPv6 の普及に対して、どういったアクションを出来るのか。

アントキノイノチ


人の死を扱う重いテーマの映画で、最初から最後まで明るい場面の少な目だったが、人の命っていうのは誰かの思い出としてずっと誰かに引き続いていくものなのかなと考えた。たとえ孤独死だったとしても。
それにしてもラストはハッピーに終わる映画がいいな。

Well known TCP and UDP ports used by Apple software products


http://support.apple.com/kb/ts1629


TCP/UDP ポート番号の範囲自体は、Well known でも Apple 独自のプロトコルがいろいろとあるので、一覧表があってうれしい。最近は、over http なアプリケーションが増える一方、それなりに専用の TCP/UDP ポート番号を割り当ててのアプリケーションも増えているのだろうか。個人的には、5 tuple の情報でアプリケーションが特定できると良いと思っている。

試聴


雨が降りそうな天気だったが、渋谷から代官山に歩いて行って、bonjour records で試聴してきた。